スキムミルクと練乳・コンデンスミルクは、
まったく別の製品ですので注意してくださいね。

代用しようと思っても、
おそらく味わいが大きく異なるので
代用しないことをオススメいたします。

 

スキムミルクは、牛乳や生乳から
脂肪分と水分を取り除いて加工した
粉末状の食べ物のことを言います。

昔は「脱脂粉乳」と呼ばれていましたが、
今は一般家庭用のものを「スキムミルク」、
加工用・工業用のものを「脱脂粉乳」と読んでいます。

スキムミルクは粉状になっていて、
サラサラしているのが特徴です。

 

練乳・コンデンスミルクの正式名称は
「加糖練乳」と呼ばれるものです。

牛乳の中に糖分を加えて
濃縮して作った加工食品です。

ドロっと粘り気のあるのが特徴で、
甘みがとても強い食品です。

 

スキムミルクは、牛乳の脂肪分を
0.5%未満までカットしたものです。

練乳は、乳脂肪分を8%以上まで
加えてあるもので、かつ
糖分もたっぷりと含まれています。

 

スキムミルクが「さっぱり」した食品で、
練乳が「こってり」した食品になります。

 

ですので、冒頭にも書きましたとおり
代用しようと思っても
別の風味・味わいになる可能性が高いので、
それぞれ代用は行わないほうが良いかと思います。

例えばコーヒーの中にスキムミルクを入れると、
さっぱりとしたコーヒーになりますが、
練乳を入れると東南アジアの
ベトナムコーヒーのような味わいになります。

まったく味わいが異なります。