スキムミルクの中には、
ラクトースが含まれています。

ラクトースは別名「乳糖」と呼ばれる成分で、
牛乳の中に含まれているものです。

スキムミルクは牛乳を加工した製品なので、
ラクトースがそのまま含まれています。

 

僕たちのカラダの中には
消化・吸収するための器官があります。

ラクトースは、分子が大きいので
吸収されるときには
消化酵素によって分解されて、
小さな形になって吸収されます。

 

一般的な日本人には
この消化酵素は備わっているのですが、
ある一部の方は、消化酵素が備わっていません。

ラクトースの分子が小さくならないまま
腸の中を通過していくことになり、
お腹を下すようになってしまいます。

これを乳糖不耐症と呼びます。

 

「スキムミルクにはラクトースが無い」
「スキムミルクにはラクトースが少ない」
というのは、大きな間違いです。

牛乳の中の脂肪分や水分はカットされても、
ラクトースはカットされないまま含まれています。

ですので、牛乳でお腹を下しやすい方は、
スキムミルクは適していないと思われます。